2016年12月31日土曜日

ポータブックへのLubuntuのインストール - 生存報告も兼ねて

見ている人がいるかどうかわかりませんが...

11月末に遅まきながら、キングジム社の ポータブック が投げ売りされているのを知って購入し、 すぐにLinuxをインストールしてあれやこれやしていました。

Web上の情報をかき集めて、Lubuntu16.04LTS x86-64で搭載機能の大体は動かせるようになったので、自分用メモも兼ねて記録します。
参考にさせていただいた、 toshi-mtk氏NS氏に感謝を捧げます。 

現状

  • 安定して動く機能
    • キーボード、フィンガーマウス
    • eMMC
    • SDスロット
    • X
    • 音再生(内蔵スピーカ、ヘッドフォンジャック)
    • Wi-Fi
    • Bluetooth
    • webcam
    • バッテリー、AC情報
    • バックライト調節
  • 怪しいけど動いている機能
    • ハイバネーション
  • 動いていないけど、設定ファイル次第で動くはずの機能
    • 音録音
  • 動いていない機能
    • サスペンド
    • ヘッドフォン検知機能(検知イベントは上がっているんですが...)
  • 試していない機能
    • 外部画面出力(VGA/HDMI共)

手順

事前にBIOSアップデートしておくこと(Windowsからしかアップデートできないため)
また、セキュアブートは切っておく
  1. Lubuntu 16.04のインストーラをUSBメモリにいれる(UNetbootinを使うと楽)
  2. セルフパワーのUSBハブをつなぎ、USBキーボードと上記インストーラをつなぐ
  3. 普通にインストール、ただし、キーボードはUSキーボードとしておく(日本語キーボードとすると、パッチを当てたカーネルを使うまで\とかが入れられなくなります)
  4. インストール後再起動したら /etc/initramfs-tools/modulesに
    • intel_hid
    • sparse_keymap
    • i2c_hid
    • hid_generic
    を追加し、update-initramfs -u -k allする
  5. USBキーボードを外してリブート。本体キーボードが動作することを確認する。
  6. ここのパッチをすべて当てたカーネルをつくる。Ubuntu 16.04LTS x86-64 環境ならば、
    1. deb-src を有効にし
    2. apt-get build-dep kernel-image-`uname -r`
    3. apt-get devscripts
    4. 持ってきたパッチセット内の run スクリプト実行
    でいける。(セルフビルドする場合は、USBの無線/有線LANが必要?)
    とりあえず、dropboxに私がビルドしたパッケージをいくつか置いておきますが、正体不明のバイナリよりも、自分でビルドしたほうが安心できると思います。ポータブックでセルフビルドしてもたかだか3時間強です。
  7. 6でできた、
    linux-headers-*.deb, linux-image-*.deb(計4つ)
    をインストール
  8. キーボードを日本語キーボード設定、/etc/default/grubのカーネルパラメータにi915.modeset=0を追加してリブート。
  9. Wi-Fiドライバのインストール。必要なカーネルパッチは6で当ててあるので、
    make && sudo make install && sudo depmod -a && sudo modprobe r8723bs
    だけでよい。
  10. バックライト&バッテリ情報ドライバをインストール。手順は
    make && sudo make install && sudo depmod -a && sudo modprobe portabook_ext
    自動的にロードはできないので、/etc/rc.local に modprobe portabook_extを追記する。
  11. Bluetoothドライバをインストール。カーネルモジュールではないので、
    make && sudo make install 後は、 rtk_hciattach を start_bt.sh 経由で実行する(起動毎)。
    私は、修正したstart_bt.shと rtk_hciattach を同じディレクトリにおいて、 /etc/rc.local で実行するように追記してます。
  12. 音を鳴らす場合は、pulseaudioを入れるのが無難。
    Lubuntuだと入っていないので、apt install pulseaudio pavucontrol しておく
  13. ポータブック用のALSA UCMファイルをいれる。 sudo make installで入る。
以上、かなり長い手順ですが、Lubuntuをポータブックで運用する環境ができます。

2014年12月13日土曜日

lv改造版の修正 - 生存報告も兼ねて

自分以外にどなたか使っているのか分かりませんが、いろいろbugがあったので直しました。
あと、githubを真面目に使い始めたので、ソース、バイナリともgithubに置いてあります。

2013年4月13日土曜日

lvさらに改造版

Debianのlvが、バージョン4.51.aになっている。64bit file offset対応パッチと、いくつか追加機能のパッチが当たっている様だ。自分の改造版にも適用してみた。
バグを見つけたので修正(2013/4/14)

2013年4月11日木曜日

読了本


星界の戦旗V
森岡浩之 著 (ハヤカワ文庫)

lv改造版(windows対応等)

手元でページャーのlvをwindowsに移植してこっそり使っていました。公開していなかったのは、移植にちょっと自信がない(なんかリダイレクト周りで挙動がおかしな部分があるし)のと、windowsでコンソールを常時使っている奇特な人はそんなにいないと思っていたら、仲間が結構いました。
他の人のソースを参考にブラッシュアップして、若干まともになった私のportを公開します

他の人のとの違いとしては、
  • 元となったlvのバージョンが新しい
  • インチキ臭いUTF-16対応が入っている(ただし、サロゲートペアには対応していないんで、実質UCS-2)
  • あと、気になった点(.xz対応、lessとn/Nコマンドの解釈の違い)の修正
等です。

VC2008 Expressでコンパイルした、windows版のアーカイブも置きます

2012年4月28日土曜日

さて、連休初日

都内は空いているといいな